リフォームという言葉は昔からあったように思いますが、リノベーションという言葉は最近聞くようになった言葉ですよね。
私が思うに「古民家」を再生して「古民家カフェ」などが流行り始めたり、海外から日本が注目されるようになった「クールジャパン」という言葉が出現してきた頃に思います。
不動産ポータル「HOME’S」には以下の様に記載されております。
リノベーションとは? リフォームとの違いは?
模様替えから増改築まで幅広く含むのがリフォーム
実は、リフォームとリノベーションに厳密な定義や線引きはありません。リフォームは、設備交換、内装の張り替え、増築を含む大規模な工事まで、広範囲な内容をもつ言葉です。
現在、一般的には「古くなった建物を新築同様の状態に修繕・回復する」という意味合いで使われることが多いです。例えば、古いお風呂やトイレを最新のものに取り替えたり、汚れが目立つ壁紙を張り替えてキレイにしたり、といった工事がリフォームといえるでしょう。
中古住宅に新たな「価値」を与えるのがリノベーション
それに対してリノベーションは、既存の住宅を住む人のライフスタイルや好みに合わせてつくり変え、新たな価値を与える改修のことをいいます。
ファミリー向けの3LDKを2人暮らしに合った1LDKに変更する、趣味のための広い土間や、シアタールームを作る。耐震補強や断熱工事などの機能性を向上させるような改修も含まれます。
https://www.homes.co.jp/renovation/column/knowledge/about/post-16478.html
あまり違いが無いようにも思えますが、「既存の建物を修復して住みやすくするイメージがリフォーム」で「建物自体のコンセプトを変えて再生させるのがリノベーション」と覚えておくと「私の個人的意見として」良いのではないでしょうか。
中古住宅マーケットでもリフォームやリノベーションされている物件が多く流通しておりますが、未施工の状態で築古物件を購入して後から自分で リフォームやリノベーションをすると安価に物件が手に入る場合もあります。ただこの手法を取り入れる場合は、築古物件を購入前にリフォームリノベーションのプロと一緒に見積もりしながら下見をしないと購入した後に致命的な欠陥が見つかって大変なことになったという事も考えられますので、注意が必要です。
また築古物件だけを現金キャッシュで購入して、リフォーム部分に融資を使う方法などもあります。
家を買う方法として、無理して新築住宅を建ててQOL(クウォリティオブライフ)を低下させるよりかは、今買える安心安全な中古住宅を選択した方がQOL(クウォリティオブライフ)が向上する場合もあります。
たまに聞く話しなのですが、頑張って300万~500万円貯めました。銀行が新築住宅にフルローン、オーバーローンで融資してくれるというので、キャッシュで「ヴェルファイヤー」「アルファード」買いました~という話を耳にしますが、私は非常に心配になることがあります。
または、旦那様が自営業開業3年目で年商約300万円、奥様が事務社員で年収約300万円で頭金を少し入れて新築建売4000万位というのも実際に見たことがありますが、それだと中古住宅の方が良いのではないかな?と思ったこともあります。
上手に リフォームやリノベーションを駆使することにより安くて良質な住居を手に入れて、楽しい人生を送って頂ければ本当に不動産業をやっていて良かったなーという気持ちになることが出来ます。
私は自営業者ですから特に思いますがサラリーマンの方は属性的に融資が通りやすいですから非常に羨ましく思います。ですからその特権を上手に利用して頂いて上手に住宅をご購入下さい。